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「小さい秋」
前の晩に風が吹くと 翌朝はいつもより早く起床し栗をひろいに行ったものだった 生栗をかじって皮をむき
渋みをきれいに取って口に放り込んで噛むと コリンコリンっと他人が聞いてても とってもいい音に聞こえた
持ち帰った栗を 家族で囲炉裏を囲んで鍋で煮ている光景は まさに過ぎ去った昭和の時代の一コマです。