透明水彩画の手順

透明水彩画の手順の1例ですので興味のある方は参考にしてください。不透明水彩でにじみを使用しない手法でも
絵の具は薄くから置いてください。(濃く置くと後で修正ができません)

鉛筆でデッサン
薄っすらとアウトラインがわかる程度に消しゴムで消す。
遠景(遠いところから手前の順)から着色
・空の部分は着色前に水で濡らしておく
・雲の部分は白い紙の部分を残すことを念頭において
 パレット上で作成した色を着色する。
・空と雲の境(せっさい部)は絵具のにじみにまかせる
空の部分が完全に乾いてから同様に中景の山も同
様に描く この時事前にパッレト上に使う絵の具を作
成しておく、この場合は ブルーやグリーン・イエローオ
ーカー・ブラウンその他の混色
山肌や手前の、地面も同様に絵の具のにじみを
利用(紙が濡れていないとにじまない)
・絵の具置く順は最初に明るい色から順に暗い色に
例 サイロ間の樹木
1、最初に薄くグリーン ついで上部にグリーンを少し
 濃く重ねる ところどころにイエローオーカーを置く
2、最後に黒っぽいグリーンを置く
上記まで完全に乾いたら まず左側のサイロの部分を筆で
濡らす ついでグレー(ブロック色)を薄く全体に塗る
ついでブラウンをところどころに置く ついで上部に更に濃い
ブラウンを置く 最後に黒っぽい ペインズグレーをサイロの
左側に置き立体感を出す。
右側のサイロも同様です。特にサイロの屋根の錆び具合
をにじみを利用しましょう。
同様に広報の建物も同じです。 建物の板や トタン間
の白っぽい部分は紙の白さを利用し着色しなかったり
あるいは薄いグレーで着色し紙の白さを利用します。
最後の仕上げに影の部分にペインズグレーをおきます。
なお 立ち枯れのススキなどは完全に乾いてから描き
いれます。

戻る